
北欧神話で「炎そのもの」と呼ばれる中位の火精霊。ロキとの食べ比べで骨も器もすべて飲み込んで勝利した存在で、「炎はすべてを焼き尽くす」という自然の摂理の化身。人型の巨大な体躯を持ち、全身から透明な青白い炎が流れる。触れるものすべてを急速に燃焼させる特性がある。
起源
北欧エッダ文学に巨人(ヨトゥン)かつ炎の化身として登場。ウートガルザ・ロキの宮殿でロキと対決した際、単なる大食いではなく「炎が通った後には何も残らない」という原初の真理を示した存在。
特徴
- 人型の巨躯、全身から青白い高温の炎を放出 — 視野内の酸素を急激に消費
- 触れた有機物を瞬時に灰にする「完全燃焼」能力
- 炎の密度が高く小さな水源では消火不能、大規模な水魔法のみ有効
- 移動時に発火点以下の物質も自然発火させる熱場を形成
用途
攻城戦での城壁・木造構造物の焼却、鉱石精錬の高温熱源として活用。契約は可能だが制御にかなりの魔力を消費。
弱点
完全燃焼が得意なため、周囲に燃やすものがなくなるとエネルギーが急減。水や泥地形では著しく弱体化。
Fire Spirits 階級一覧
関連項目
シンダースプライト
LesserCinder Sprite — 残り火の下位精霊
消えかけの残り火に宿る小さな火の精霊。手のひらサイズの羽を持つ人型で現れ、全身から微かなオレンジ色の火花を散らす。炎が完全に消える直前に最大の力を発揮する。サラマンダーより感情表現は豊かだが、知性は依然低い。

イフリート
IntermediateIfrit · サリスト(Sallist) — 中位の炎の精霊
炎の精霊の中位階級。巨大な人間形の体全体が炎で構成されており、明確な意志と知性を持つ。サリスト(Sallist)という名でも知られる。作品によっては、イフリートが中位ではなく精霊王として登場することもある。契約候補者を自ら評価し、価値がないと判断した場合は契約を拒否する。

ファイアー・ドレイク
GreaterFire-Drake · イグニス(Ignis) · サライム(Salaime) — 上位の炎の精霊
炎の精霊の上位階級。イグニス(Ignis)、サライム(Salaime)などの名でも知られる強大な龍形の精霊。真の竜とは異なる存在だが、匹敵するほどの威圧感を持つ。契約できる召喚師は極めてまれである。

アグニ
GreaterAgni — 神聖な炎の使者
ヒンドゥー神話の火の神であり、神と人間をつなぐ神聖な使者。三つの頭と七つの舌を持つ多頭形として描かれ、供犠の炎を通して捧げ物を神々に届ける仲介者。浄化と消滅を同時に司り、その炎に触れたものは純化されるか完全に燃え尽きる。