
ヒンドゥー神話の火の神であり、神と人間をつなぐ神聖な使者。三つの頭と七つの舌を持つ多頭形として描かれ、供犠の炎を通して捧げ物を神々に届ける仲介者。浄化と消滅を同時に司り、その炎に触れたものは純化されるか完全に燃え尽きる。
起源
インドラとともにヴェーダ文学で最も多く言及される神。ヤジュナ(供犠)儀式の中心的存在で、炎に人間の祈りを込めて神界に届ける神聖な使者。リグヴェーダには200篇以上の賛歌が捧げられた。
特徴
- 三つの頭、七つの舌、両手にトーチと杓を持つ神聖な人型
- 浄化の炎:呪い・不浄・悪霊を消滅させる聖火放出
- 雷と炎を同時に制御し、雨雲とも繋がる
- 神界と人間界の境界を開くことができ、召喚儀式や精霊契約で仲介役を担う
用途
神聖な儀式・供犠の主宰、呪いと不浄の浄化。神と精霊の間の契約締結において証人かつ仲介者を務める。
弱点
汚染された炎(不浄な場所で灯された火)からは召喚不可。純粋性を失った召喚士とは契約を結ばない。
Fire Spirits 階級一覧
関連項目

ロギ
IntermediateLogi — 消費する炎の精霊
北欧神話で「炎そのもの」と呼ばれる中位の火精霊。ロキとの食べ比べで骨も器もすべて飲み込んで勝利した存在で、「炎はすべてを焼き尽くす」という自然の摂理の化身。人型の巨大な体躯を持ち、全身から透明な青白い炎が流れる。触れるものすべてを急速に燃焼させる特性がある。

ファイアー・ドレイク
GreaterFire-Drake · イグニス(Ignis) · サライム(Salaime) — 上位の炎の精霊
炎の精霊の上位階級。イグニス(Ignis)、サライム(Salaime)などの名でも知られる強大な龍形の精霊。真の竜とは異なる存在だが、匹敵するほどの威圧感を持つ。契約できる召喚師は極めてまれである。

朱雀
SupremeSuzaku · 朱雀 — 南方の神聖な赤い鳥
東アジア神話の四神のうち南方を守護する赤い鳥。鳳凰と似ているが本質的に異なる存在で、鳳凰が復活・再生の象徴なら、朱雀は夏・火・戦の守護神。五色の羽根を持ち、翼を広げると南方のすべての炎が呼応して燃え上がる。天上の星宿と直結する天上の存在。

サレアナ
SupremeSaleana — 最上位の炎の精霊
炎の精霊の最上位階級。鳳凰精霊王のすぐ下に位置し、炎の元素をほぼ完全に支配している。人間形と龍形の中間のような姿で現れ、周囲の酸素を吸い尽くして広域真空爆炎を起こすことができる。精霊王から委任を受けて下位の炎の精霊たちを統率する役割を担うこともある。