
氷の精霊の中で最も低い階級。冬の朝に窓へ氷の花模様を描くいたずら好きな精霊で、幼い少年の姿で現れる。意志は弱いが好奇心にあふれており、湿った空気を凍らせたり、小さな吹雪を呼び起こしたりする程度の能力を持つ。イギリスと北欧の民間伝承において最も親しまれている冬の精霊である。
起源
イギリスと北欧の冬の民間伝承に由来する。霜(Frost)を擬人化した存在であり、冬の朝ごとに窓や木の葉に氷の模様を描くのはこの精霊の仕業と信じられていた。
特徴
- 幼い少年の姿で、肌は氷のように透き通り、髪は白い霜でできている
- 触れたものを即座に霜で覆う
- 吹雪と霜を呼んで小さな範囲を凍らせることができる
- 冬は活発に活動し、夏はほとんど姿を現さない
用途
食品・薬草の冷凍保存、夏の暑さの緩和、氷の彫刻制作の補助。北方の都市の商人にとって欠かせない精霊。
弱点
熱と炎に極めて弱い。夏の直射日光の下では姿を保つことが難しい。
Ice Spirits 階級一覧
関連項目

フロウ
IntermediateFloe — 中位の氷の精霊
氷の精霊の中位階級。海に漂う氷山(Ice Floe)から名をとった精霊で、広大な冷たい海のように感情の起伏がなく冷静である。水と氷の状態を自在に切り替えることができ、半径数百メートルを瞬時に凍らせることが可能。その独特の神秘的な美しさから、氷の精霊の中で最も多く芸術作品の題材となっている。

フレインチャー
Spirit KingFreinture · 氷皇 — 氷の精霊王
氷の精霊の頂点、精霊王。フレインチャー(Freinture)、氷皇などの名で知られる。世界すべての氷と冷気を司り、その存在自体が絶対零度に近い。4大精霊王の中で最も孤独な存在であり、極地の永久凍土の中に独り立ち、世界を見下ろす。炎の精霊王フェニックスとは永遠の対立関係にある。

グレイシャー
GreaterGlacier — 上位の氷の精霊
氷の精霊の上位階級。数万年前の氷河(Glacier)から発現し、その体は完全に透明な氷の結晶で構成されている。巨大な人型で現れ、その瞳には数万年にわたって凍り続けた世界の記憶が宿るという。言葉は少なく動きも遅いが、その一歩が大地を凍らせ、一息が雪原を生み出す。