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ケルビム
Cherubim · 天使九階級第二位 — 神の知恵と御座の守護者
ユダヤ・キリスト教の天使学で九階級中セラフィムに次ぐ第二位。神の御座を支え、神聖な知恵を伝達する天使。エデンの園を炎の剣で守る天使らで、旧約幕屋の契約の箱の上にある二体のケルビム像は神の臨在を象徴。ルネサンス美術の『幼児天使(プット)』は誤解で、本来の姿は威厳ある多面の存在。
起源
創世記3章でエデンの道を守る天使として初登場。エゼキエル書1章の幻で四つの顔(人・獅子・牡牛・鷲)と多くの翼を持つ巨大な存在として描かれる。偽ディオニュシオスの天上位階で九階級中第二位に位置づけられた。
特徴
- 四つの顔——人・獅子・牡牛・鷲
- 複数対の翼と眼に満ちた身体
- エデンの炎の剣を振るう
- 契約の箱の上に一対の像として現れる
物語
神聖な知恵を求める瞑想で呼ばれる。聖所・神殿の入口を守る霊的象徴。ルネサンス以降幼児天使の図像に変質したが、正統神学では威厳ある御座の天使として扱われる。